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施設・機器紹介



品質への取組み

当社では、70を超える表面処理液の分析、各種めっきのハルセル試験を自社で行い、日々の薬液管理を行っています。また、下記の分析機器を用いて異物や欠陥を観察分析し、その結果得られた形態、成分、構成などの事実から、原因を推測し、対策改善に役立てています。お客様からの分析依頼にも積極的に対応し、お客様にご満足いただけるよう品質、技術力を高め、お客様と共にものづくりに取り組み、高い信頼を得られるよう努めていきます。

検査・分析測定機器

走査電子顕微鏡(SEM)+EDS分析:JSM-IT200 (JEOL)

走査電子顕微鏡(SEM)は二次電子を検出して画像を観察しています。光学顕微鏡に比べて焦点深度が深く、立体的な像を鮮明に見ることができます。
EDS分析ではSEMに取り付けられた検出器で電子線照射により発生する特性X線を検出し、成分や濃度を分析します。(点分析、線分析、元素マッピング)

<主な用途>
異物や欠陥の形態、成分、濃度を分析し、原因の推定などを行い品質の改善に役立てています。

マイクロスコープ+レーザー元素分析ヘッド:EA-300(KEYENCE)

マイクロスコープによる対象物の観察、合成3D画像で凹凸形状の確認ができます。
レーザー元素分析ヘッドでは、レーザーにより対象物表面をプラズマ化、発光色を分光器で検出し、元素分析が行えます。大気下で分析できるため、比較的大型のものも分析できます。同一箇所にレーザーを複数回照射して、深さ方向の分析を行うことができます。

<主な用途>
欠陥、異物の観察分析や、めっき素材の成分確認などに使用しています。

蛍光X線膜厚測定器:XDLM237(Fischer)

X線を照射し、物質を構成する元素固有のエネルギー(波長)を持つ蛍光X線を測定し、含有されている元素の同定と、蛍光X線の強さから濃度を計算します。

<主な用途>
各種めっき膜の膜厚を測定し、検査成績書を発行しています

原子吸光分析装置:iCE 3000(Thermo Scientific)

サンプルを化学炎等で熱解離し、基底状態の原子蒸気を生成します。これに特定波長の光を照射した際におこる原子の吸光現象を利用し定量分析します。

<主な用途>
排水処理した水の重金属分析や、表面処理液中の悪影響を及ぼす不純物金属の分析などに使用しています。

紫外可視分光光度計:U-2900(HITACHI)

紫外領域と可視領域の光を用いて溶液の吸収スペクトルを測定し定量分析を行います。

<主な用途>
滴定分析では分析できない、めっき液の添加剤などの分析を行っています。

微小硬さ試験機:MVK-H3(Akashi)

0.05gから2㎏の過重で硬さ測定を行うことができます。圧子はビッカースとヌープを装備しています。

<主な用途>
めっき膜の硬さ測定に使用しています。めっき皮膜は薄いので表面上から測定できないため、樹脂包埋したサンプルを断面研磨し測定します。

渦電流式膜厚計:LH300C(Kett)

高周波電界によって非磁性金属表面に誘起される渦電流の大きさと磁界・金属表面の距離(皮膜の厚み)との電気的相関性を利用して、金属上の絶縁性皮膜の厚さを測るものです。プローブから下地までの距離を測っているので、プローブの密着度・皮膜の表面粗さなどが測定に影響します。

<主な用途>
アルマイト皮膜の膜厚を測定しています。

塩水噴霧試験機:ST-ISO-3(SUGA)

塩溶液を試験槽内に均一に噴霧して、金属材料や表面処理を施した材料等の耐食性(さびにくさ)を高精度で試験します。

<主な用途>
中性塩水噴霧試験で各種めっきやアルマイトの耐食性を評価しています。

滴定分析およびハルセル試験

中和反応等を利用した滴定分析により薬液の濃度を分析しています。
ハルセル試験は台形型水槽を使用することで連続した広範囲の電流密度での析出状態を観察することができます。
実際にめっきを行うため皮膜の光沢具合やつきまわりなどから現在の浴状態を判断することができます。
 
<当社の薬液管理>
当社では70を超える処理液の分析、各種めっきのハルセル試験を行い、安定した表面処理を行えるように日々管理しています。

工場施設

アルマイトライン

アルミカニゼンライン

カニゼンマルチライン1

カニゼンマルチライン2

ステンレス化学研磨ライン1

ステンレス化学研磨ライン2

マルチテストライン

ミーティングルーム

測定室全景

排水処理機1

排水処理機2

排水処理機3